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大阪府吹田市 子育てママ応援・子育て支援・子育て支えあい
2018-01-22

<第15回>赤ちゃんは泣くもの、寝ないもの ~岡本助産師のお話①~

こんにちは。本日もママGoGoカフェにようこそ☕。臨時店番のウサコです。

本日はなんと助産師歴27年、多くのお母さんたちの相談に乗ってこられた「ははこ助産院」(豊中市)の岡本千加助産師が遊びに来てくださいました。2児の母でもあり、大阪府助産師会・豊能地区(吹田、豊中、箕面、池田の4市と豊能、能勢の2町)地区長としても活動されている岡本助産師。ウサコも8カ月の娘の育児にてんてこまいです。先生、教えてください!

岡本さん(助産師)お写真

 

(これまでどれぐらいの方の相談に乗られたのですか)

大阪市立病院産婦人科で約10年間勤務し、長女と長男を出産後は豊中市の非常勤職員として、新生児訪問・妊婦教室などを20年行ってきました。2014年に、ははこ助産院を開業してからは毎年1000人以上、3年間で3000人の相談に乗っています。母乳相談が多いですがそれは切り口だけで、一人ひとりに向き合うとそれぞれのしんどさがありましたね。

 

(吹田、豊中市の特徴はありますか)

転勤族が多いです。妊娠中に夫の転勤で移住してきて、里帰り出産し、産後1カ月ごろから初めての育児を初めての地域でされている方が多いですね。パパも転勤してきて忙しい。他に誰も知り合いがいない。近くに産んだ病院はないので相談できない。それはとても大変なことで、しんどくなっても不思議ではありませんよね。

 

(確かに。ウサコも転勤族、里帰り出産の一人です。どんな相談が多いのでしょう)

さまざまですが、赤ちゃんがなかなか寝てくれず、しょっちゅう泣いているのは自分のせいではと悩まれる方もいます。

でも、赤ちゃんは四六時中泣くし、まとめて寝ないものです。特に夜中はなかなか寝てくれません。まわりに相談しても、相手がミルクで育てている場合は、母乳より長時間よく眠るので「あれ、うちの子は違う」と比較して逆に不安になってしまうことも。

でも、それが赤ちゃんなのですから、ママがいくら頑張っても思うようにはならないものです。妊娠中からそれを知っていると楽なのではと思います。

 

(赤ちゃんが眠らず、自分も寝られない、辛いですよね)

ええ。でも赤ちゃんがよく泣くのも、なかなか寝てくれないのも当たり前のことだとわかれば安心しますよね。

ははこ助産院に来る人の多くはみんな同じように悩んでいます。みんな同じなんだと知ったら安心されます。そして、少し先輩であるママの話を聞くとより心強いようです。よく寝る子だったら、それは宝くじに当たったようなものです。

 

(宝くじ!授乳の相談も多いですか)

そうですね。いろいろな専門職の様々な意見に戸惑われる方も中にはいます。「生後6カ月なら4時間おきの授乳が普通です。2時間ごとにあげるのは多すぎます。母乳不足かもしれません。ミルクを足しましょう」と言われて悩む方もいらっしゃいます。

でもね、授乳はお腹を一杯にする体の栄養だけではなく、甘えたい、眠たい、安心したいなど、心の栄養でもあります。

私は「育児は文化であり、科学ではない」と思っています。医療は科学ですので、何カ月児ならば何グラム、何㏄を何時間おきで与えるなど数字で判断することが多いです。でも、育児は科学ではないので、何もかも決まり通りにはなりません。正解はないのです。

目の前の子どもの表情や機嫌から読み取れることも多いし、その方が正しいこともあります。いろんな人の意見やネットの情報に振り回されず、目の前の子どもを見る自分の目を信じてください。もちろん医療として科学的な根拠を理解することも大切ですが、その親子にとって一番良い状態、よい方法であればそれでいいのではないでしょうか。育児書通り、教科書通りにはいかないものです。母親自身が大切にしていきたいものは何か、笑顔でいられるものは何かを優先して選んでいけばよいと思います。

 

(目の前の子供を見る自分の目を信じる!素敵な言葉ですね。ここで少しお茶にしてさらに聞かせてください☕ ②に続きます)了

 

 


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